今回は、待ちに待ったソロキャンプ!自宅の庭で採れた新鮮なサニーレタスを片手に、お気に入りのキャンプ場「キャンプすがり」へ、約一年ぶりにやってきました。ここは本当に自然が豊かで、リフレッシュに最高の場所なんです。

緑深き隠れ家「キャンプすがり」へ到着
キャンプすがりは、野鳥の声がBGMのように心地よく響き渡る、静かで落ち着いた雰囲気が魅力のキャンプ場。まさに深山の隠れ家といった感じで、日常を忘れてのんびり過ごすにはうってつけです。受付はセルフチェックインも可能なシステムで、事前に連絡しておけばスムーズ。今回は日当たりの良い区画を選び、早速設営開始です!


今回の相棒は、久しぶりに持ち出したS’moreのパップテント「Kleine Base Tent」。野趣あふれるスタイルが気に入っています。設営も手慣れたもので、今回はキャノピーを広げて開放的なスタイルにしてみました。なかなか良い感じでしょう?




至福のキャンプ飯タイム!
テントサイトのすぐそばには横川という美しい清流が流れていて、そのせせらぎを聞いているだけでも癒やされます。水の透明度も抜群です。設営が一段落したら、お待ちかねのキャンプ飯タイム!まずはキンキンに冷えた飲み物で、自然に乾杯!この一杯のためにキャンプに来た!と言っても過言ではありません(笑)。


絶品!九州「鶏めし」に挑戦
今日のメインディッシュの一つは、何を隠そう、私の故郷・九州の味!「鶏めし」の炊き込みご飯です。実は私、九州出身なので、子どもの頃から運動会やお祭り、ちょっとしたお祝い事には必ずと言っていいほど食卓に並んでいた、思い出深い一品なんですよ。

九州では鶏肉のことを「かしわ」って呼ぶんですけど、だからこの鶏めしも「かしわめし」と言うのが地元ではお馴染みなんです。鶏肉(かしわ)と、ゴボウや人参、しいたけといった野菜を甘辛いお醤油ベースで煮て、その具材と旨味たっぷりのお出汁でご飯を炊き込む…もう、想像しただけでお腹が鳴っちゃいます(笑)。
今回はキャンプなので、メスティンを使って炊き上げます!研いだお米に、あらかじめ準備しておいた「かしわ」と野菜、そして味の決め手となるお出汁を加えて、あとは火にかけるだけ。飯盒の蓋がカタカタと鳴り始め、湯気と共に漂ってくる甘辛い醤油と鶏肉の香りが、もうたまらないんですよ!この炊きあがりを待つ時間も、キャンプの醍醐味ですよね。
鶏肉とゴボウの風味が染み込んだご飯は、まさに絶品。一粒一粒にお出汁がしっかり染みていて、これぞ九州の「かしわめし」!って感じです。キャンプで食べる故郷の味は、また格別ですね!



シンプルが旨い!旬の味覚も
そして、この時期ならではの味覚、採れたての旬のそら豆も忘れちゃいけません!さやごと炭火の上にのせて、じっくりと焼き上げます。鮮やかな緑色のさやに少し焦げ目がつき、ぷっくりと膨らんできたら食べ頃のサイン。熱々のさやを剥くと、湯気と共に大粒のそら豆が顔を出すんです!口に運べば、ホクホクとした食感と、炭火で焼かれた香ばしさ、そして何よりも豆本来の濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。


そしてキャンプの醍醐味といえば、やっぱり豪快な塊肉!その場でザクッと切り分け、マルチグリドルでじっくり焼き上げます。ジュージューと滴る脂、立ちのぼる香ばしい匂いがもう…たまりません!ああ、この野性味あふれるワイルドな旨み、最高です!

薪割りもキャンプの大きな楽しみの一つです!まず、割る薪を選びます。程よい太さで、乾燥しているものが割りやすいでしょうか。安全のために足元をしっかり固め、周囲に人がいないことを確認。
そして、斧を両手で握りしめ、狙いを定めます。斧の重みを感じながら、グッと振りかぶり、薪の目に沿って振り下ろすんです!この時、ただ腕力に頼るのではなく、腰の回転と斧自身の重さを利用するのがコツ。


「パカーン!」という乾いた小気味よい音と共に、薪がきれいに両断される瞬間は、本当に爽快です!時には「メキメキッ…パカッ!」と、木の繊維が裂ける音と確かな手応えがズシンと腕に伝わってきて、これがまたたまらない。割れた薪の断面からは、木の清々しい香りがふわりと立ち上ることも。
きれいにスパッと割れた時の達成感は格別で、思わず「よっしゃ!」と声が出てしまうほど。この原始的な作業に没頭する時間は、日頃のストレスも一緒に割ってくれるような感覚すらあります。一本割り終えると、また次の一本へと自然と手が伸びてしまう…この達成感と爽快感が、本当にクセになるんですよね!
夜のキャンプ飯は、とろとろ玉ねぎのホイル焼き
夜ご飯のもう一品は、新玉ねぎを丸ごと使ったホイル焼き。アルミホイルに包んで焚き火に投入するだけの簡単レシピですが、これが本当に美味しい!ホクホクで甘みが凝縮された玉ねぎは、まさに絶品です。

山梨の銘酒「七賢」と、アニメ「mono」の聖地巡礼気分も?
そして、今宵のキャンプ飯のお供に選んだのは、山梨県が誇る銘酒「七賢(しちけん)」です!この「七賢」は、山梨県北杜市白州町にある老舗の酒蔵「山梨銘醸」さんが醸す日本酒。なんと創業は江戸時代の1750年(寛延3年)というから驚きですよね。名水の里としても知られる白州の地で、南アルプス甲斐駒ヶ岳の清冽な伏流水を仕込み水として使っているそうで、その水の良さがお酒の味わいにも生きているのを感じます。

私が今回いただいたのは、すっきりとした口当たりでありながら、お米の旨みとフルーティーな吟醸香がふわりと広がるタイプ。キャンプでいただくお肉料理や、先ほどの玉ねぎのホイル焼きのような素材の味を活かした料理との相性も抜群なんです。ついつい杯が進んでしまう、本当に美味しいお酒です。
そうそう、この「七賢」、実は私「おっ!」と思ったのが、あfろ先生原作のアニメ「mono」にも登場していたんですよね。作中では酒蔵に併設されたカフェのシーンで描かれていたと記憶しています。アニメを観て「七賢」を知った方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回、キャンプでこのお酒を選んだのも、ちょっぴり聖地巡礼気分を味わいたかった…なんていうのも、実はあったりします(笑)。そんな楽しみ方も、キャンプの醍醐味ですよね。美味しいお酒と料理、そして静かな夜。最高の組み合わせです。
キャンプの朝は、特製「レタスドッグ」!
翌朝。ちょっとリッチな食パンをバーナーで炙り、バターとチーズをオン。本当は目玉焼きの予定が、ちょっと形が崩れたので急遽スクランブルエッグに変更したのはご愛嬌(笑)。 そして、朝採れの自家製サニーレタスでウインナーを巻いた、名付けて「レタスドッグ」!シャキシャキのレタスとジューシーなウインナーの組み合わせが最高でした。
名残惜しいけど、また来るよ!
食後のコーヒーをゆっくりと味わい、今回のキャンプすがりでのソロキャンプも終了です。本当にリフレッシュできました。名残惜しいですが、また近いうちに絶対再訪したいと思います!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんもぜひ、キャンプすがりで素敵なキャンプ体験をしてみてくださいね!
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