みなさん、お疲れさまです。T.Uです。先日アップした立原高原でのキャンプ動画、たくさんの方に見ていただけて本当にありがとうございます。今回は、撮影の舞台裏というか、私自身が感じたことを少し書かせてもらおうと思います。
今回のキャンプ地がなぜ立原高原だったのか
長野県南木曽町の立原高原キャンプ場を選んだ理由は、驚くほど単純なものでした。それは、標高1,400メートルという澄んだ空気と、愛犬ピースが心ゆくまで走り回れる広大なフィールド。ただ、それだけだったんです。
初めてキャンプ場にバンを乗りつけた時、ピースはもう待ちきれない様子で、ドアが開くと同時に弾けるように飛び出しました。そして、ふかふかの草地を嬉しそうに駆け回るんです。その姿は、まるで夢の中にいるみたいに無邪気で、見ている私の胸にも温かい気持ちが広がりました。「ああ、この場所にして本当に良かった」と、心の底からそう思いました。都会の喧騒から遠く離れたこの場所で、ピースがこんなにも満ち足りた笑顔を見せてくれる。ただそれだけで、ここに来るまでの道のりの疲れなんて、あっという間に消えていきました。



A5ランク和牛事件の真相
動画をご覧になった方はご存知かと思いますが、私の最愛のA5ランク和牛をピースが盗み食いした、あの「事件」。あの瞬間、正直なところ、頭の中が真っ白になって、思わず「えっ!」と情けない声が出てしまいました。
呆然と固まってしまいましたが、次に目に入ったのは、ピースの心底満足そうな、まるで最高の宝物を手に入れたかのような満面の笑み。その様子を見たら、さっきまでの怒りも、落胆も、全部どこかへ吹き飛んでしまって、なんだか笑いがこみ上げてきたんです。
高級なお肉は、確かに美味しいし、貴重です。でも、それよりも、一片の曇りもないピースの無邪気で幸せそうな顔の方が、よっぽど価値があるなと心から思いました。ピースには何の罪もありません。ただただ、目の前にあった美味しいものに、本能のままに素直に反応しただけ。そんな健気で愛らしい姿を見たら、「許してやるか」って気持ちになりますよね。
今回のごちそうは、ピースのお腹の中という、この上なく幸せな場所へと収まりました。動画を通して、その瞬間の私たちの感情を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
焚き火の前で考えたこと
夜、ウイスキーを飲みながら焚き火を見つめていた時間。あれは僕にとって特別な時間でした。都市部での日常から離れて、ピースと二人(一人と一匹?)きりの静寂の中で、改めて気づいたことがありました。一人でいることと、孤独であることは全然違うんだなって。
それは、ピースがいるから寂しさを感じない、という単純なことではありません。むしろ、ピースという存在が、私を私自身と深く向き合う時間へと誘ってくれるのです。
たとえば、彼が私の足元で静かに眠っている時、その穏やかな寝息を聞きながら、私は自分の心の声に耳を傾けます。今日感じた小さな喜びや、心に残ったかすかな後悔。そういった、日々の生活の中で見過ごしてしまいがちな感情の機微を、まるで大切な宝物のように丁寧に拾い上げ、見つめ直すことができるのです。
この時間は、自分という存在を深く理解するための、かけがえのない時間です。誰かといる安心感も大切ですが、こうして自分自身としっかり向き合えるからこそ、私は本当の意味で「孤独ではない」と感じることができます。ピースは、そんな静かな内省の時間を与えてくれる、かけがえのない存在なのです。

朝の穏やかさ
翌朝、テントの中で愛犬のピースと一緒に目覚めた瞬間。テントの入り口を開けると、ひんやりとした朝の空気が流れ込んできました。
遠くから聞こえる鳥のさえずりは、まるで自然が奏でる目覚めのメロディーのようです。まだ眠たそうなピースの横顔を見ながら、この静かで穏やかな時間がずっと続けばいいのに、と思いました。
あの朝の静けさの中で食べたホットサンドと、湯気を立てるコーヒーの味は格別の別格でした。特別な調味料なんて何も使っていません。
ただ、その瞬間の澄み切った空気と、ピースと過ごす幸せな時間が、普段は味わえない最高のスパイスになってくれたんです。
頬をなでる優しい風。遠くに見える山のシルエット。一口食べるたびに、体の中からじんわりと温かくなるのを感じました。
あの日の朝の光景と味が、今でも鮮明に心に残っています。



滝見の湯での癒し

「南相木温泉 滝見の湯」は、南相木渓谷に位置する日帰り温泉施設です。その名前の通り、露天風呂からは「犬ころの滝」を眺めることができ、自然を満喫しながら入浴を楽しめます。館内はバリアフリー設計となっており、どなたでも安心して利用できるのが特徴です。
外で待っているピースに「ちょっとだけ待っててね」と声をかけ、私は久しぶりの温泉を満喫しました。湯船にゆっくりと浸かると、キャンプで少し疲れた体がじんわりと温まっていくのを感じます。窓の外からは、勢いよく流れ落ちる滝の音が聞こえてきて、まるで自然の中に溶け込んでいくような不思議な感覚になりました。
湯船の縁に腰掛けていると、地元の方々が入れ替わり立ち替わりやってきます。その方々が交わす穏やかな言葉のやり取りや、ふと目が合った時に向けられる優しい眼差しが、心を温めてくれました。特別な会話を交わしたわけではありません。でも、あの場所に流れていた穏やかで心地よい空気が、都会では忘れかけていた心の温かさを思い出させてくれました。
あの時のお湯の温かさ、心地よい滝の音、そしてそこにいた人々の優しい雰囲気が、旅の素敵な思い出の一部になりました。今でも、あの日の光景を鮮明に思い出します。
キャンプを続ける理由
動画の最後で「だからキャンプをやめられない」って書いたのは、本当にそう思うからです。計画通りにいかないこと、予期せぬハプニング、そして何より、日常では味わえない時間の流れ方。これらすべてが、私たちの人生を豊かにしてくれているんだと思います。
この記事と動画を通じて、少しでも皆さんに癒しや安らぎを感じてもらえたなら嬉しいです。そして、もし機会があれば、大切な誰か(それが人でもペットでも)と一緒に、自然の中でゆっくりとした時間を過ごしてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。
P.S. ピースは相変わらず食いしん坊で、今朝も僕の朝食も狙ってました(笑)。そんな毎日も含めて、幸せだなって思います。


